地産地消広場特設ブース

今年のテーマは「語り継ぎたい広島の味」

あまり広く知られてはいないが、「ある地域では誰もが知っている味」「次世代に残したい故郷の味」「懐かしいおばあちゃんの味」など、『これこそが我がソウルフード』という「広島の味 3レシピ」が完成しました。

食べて投票

食べて投票イメージ
  1. フードフェスティバル会場の特設ブースで料理(一皿3種類)を購入し [1食500円、一日限定300食、2日間合計600食限定]、食べくらべて投票してください。
  2. カンパイ!広島県 『絶品!広島めし』をご購入の方全員に、キリン午後の紅茶おいしい無糖500mlをプレゼント!
  3. 投票結果は集計後、フードフェスティバル公式サイト、公式ツイッターにて発表します。
カンパイ!広島県 KIRIN

レシピ(家庭用)

 地産地消広場特設ブースでもレシピを配布いたします。

福山うずみ

材料 [2人分]

◆いりこ=30g
◆だし用昆布トランプ大=2枚
◆さといも=2個
◆にんじん=2センチ
◆しめじ= 1/2袋
◆油揚げ=1/3枚
◆豆腐=1/4丁
◆塩=小さじ1/2
◆酒・薄口しょう油=各小さじ2
◆ごはん=2膳分
◆三つ葉=適量

作り方

  1. いりこは、頭と腹わたの部分を取り、開いて太い中骨があれば取り除く。 フライパンに入れて火にかけ、焦がさないように炒る。
  2. (1)とだし用昆布をボウルに入れ、3カップ程度の水を注いでおく。
  3. さといもは1個を4~6つに切り分け、水にさらす。にんじんは、小さめの乱切りにする。しめじは、小房に分ける。
  4. 鍋に油(分量外)をひいて、さといもとにんじんをさっと炒めて(2)を注ぐ。
  5. ゆっくり沸騰させて、煮立ったら昆布は取り出し、しめじと油揚げ、豆腐を加えて煮る。野菜が軟らかくなったら、調味料を加えて味を調える。
  6. (5)を先に器に入れ、炊き立てのごはんに刻んだ三つ葉を混ぜたものを上によそう。中の具を掘り出すようにしていただく。

大豆うどん

材料 [2人分]

◆大豆(乾燥)=20g
◆大豆団子=2~3個
【大豆団子の材料】(作りやすい分量)
◆大豆粉=100g
◆酒・みりん=各大さじ1
◆水(又は昆布だし)
◆乾しいたけ=2枚
◆だし用昆布トランプ大=2枚
◆ 塩=小さじ1/2
◆ みりん=大さじ2
◆ 薄口しょう油=大さじ1
◆ 茹でうどん=2玉
◆ 青ネギ=適量
◆ 乾しいたけの佃煮・かき揚げなど

作り方

  1. 大豆と乾しいたけ、昆布は3カップ程度の水に漬け、冷蔵庫に一晩置く。
  2. (1)を鍋に移して火にかける。沸騰したら弱火にしてアクを取り、昆布としいたけは取り出す。
  3. スライスした大豆団子を入れて、団子に火が通るまで煮て、調味料で味を調える。
  4. うどんを温め、お椀によそう。(3)を注ぎ、大豆団子と大豆、ネギを添える。
※(2)で取り出した昆布としいたけは、甘辛く煮て佃煮にする。
かき揚げにするときは、佃煮に季節の野菜などを加え、衣をからめて揚げる。

海苔汁

材料 [2人分]

◆生海苔=約100g
◆だし用昆布トランプ大=1枚
◆豚ばら肉=50g
◆しょうが=10g
◆豆腐=1/4丁
◆塩=小さじ1/2
◆酒・みりん=各小さじ2
◆薄口しょう油=大さじ1

作り方

  1. だし用昆布は2カップ強の水につけておく。
  2. 豚ばら肉は食べやすい大きさに切る。しょうがはせん切りにする。
  3. 鍋に油(分量外)をひいて、しょうがを炒める。香りが出たら、豚ばら肉を炒め、ほぼ火が通ったら(1)を注ぐ。
  4. 沸騰して弱火にしたら、アクを取り、昆布は取り除く。角切りにした豆腐と塩、生海苔を加える。
  5. 残りの調味料を加えて、味を調えてできあがり。

レシピのうらばなし

  • 【福山うずみのお話】

    広島県東部を代表する秋の郷土料理。
    うずみは「埋(うず)める」の意味で、おかずがごはんの下に埋まっています。

    福山藩初代藩士、水野勝成が行った質素倹約政治の下、たくさんのおかずは贅沢だとされ、堂々と食べることができなかった庶民が、おかずをご飯の下に隠して食べたのが始まりとされています。
    どうして掟を破ってまでおかずを食べようとしたのでしょう?
    それは当時の「収穫」という農事が今以上に大切な意味を持っていたからです。毎日土の匂いにまみれ、手塩にかけて育てた作物の収穫を終えた喜びが抑えられなかったのでしょう。ご飯をかき分ける瞬間。それは豊作を自分の目で確認する瞬間です。

    この収穫を終えた日だけは… と、隠してでも食べずにいられなかった当時の人々の気持ちを想像してみてください。その土地の旬のものが最高のご馳走だと教えてくれる、収穫への喜びと感謝がつまった一品です。

  • 【大豆うどんのお話】

    呉市音戸町や江田島市に伝わる郷土料理。
    法事などの仏事で親族が集うとき、読経前のお茶菓子代わりに振る舞うものだったそう。

    特に外せないのは、大豆とそれを生のまま挽いて粉にしたもので作る「大豆団子」。
    うどんの出汁で煮て、トッピングにします。

    大豆団子の作り方や切り方は家庭によってそれぞれ。
    昔は親族や近所の女性たちが前日の晩から集まって仕込みました。

    精進料理では、いりこなど動物性の出汁は使いません。
    でも大豆や大豆団子からしっかりうま味が出るからとっても滋味で美味。故人を偲んで集う人たちと、ゆっくりと味わう一椀です。

  • 【海苔汁のお話】

    かつて広島湾は西国一の海苔の産地でした。当時の主産地は仁保本浦、大河、江波や草津など。
    産業の発展に伴う埋め立てで海苔の養殖に適した浅瀬は広島市内からは姿を消してしまいました。

    現在は福山市の南部、沼隈半島沖の田島が県内一の海苔の産地です。

    この海苔汁は、南区大河に伝わる郷土料理。
    海苔養殖が始まった江戸時代、漁師は海苔が冬に育つことは知っていましたが、その「胞子」がどこからくるのか分かりませんでした。

    だから海苔が取れるかどうかは、漁師の勘だけが頼り。
    寒い冬の朝、漁に出る舟を見送り、父の勘と「運」を信じて家族は待ちました。

    海苔が取れてもすぐには喜べません。
    冷たい水で何度も洗ったり漉いたり、干したり、一家総出の作業が続きました。
    作業をする家族の手は真っ赤になっていたでしょう。

    ひと仕事終えて家族で食べる生海苔の椀。
    きっと心も体も温まる一杯だったに違いありません。

    そんな食卓に思いを馳せ、しょうがを効かせたレシピにしています。